内視鏡的逆行性胆管膵管造影

1. 目的と方法

膵臓や胆管・胆嚢の病気の診断や治療を行うための検査です。

2. 方法

内視鏡を十二指腸乳頭部(胆管と膵管が腸に繋がるところ)が見えるところまですすめます。直径1~2mmの細いチューブを乳頭部から膵管・胆管に挿入し、X線透視で観察しながら造影剤を注入します。レントゲン写真を撮影し、必要があれば続けて検査や処置・治療を追加します。

3. 偶発症

頻度は少ないですが、以下のような偶発症が生じることがあり、手術や長期の入院が必要になることがあります。

急性膵炎:(軽症;1 ~ 2 / 100件、重症1 / 1000件、死亡;1 / 30000件)、腸管の損傷・穿孔・出血など:(穿孔;1 / 7900件)、急性胆道感染症:(1 / 14700件)、麻酔剤・造影剤などの薬剤による過敏症:(1 / 25400件)、その他の偶発症(数字は1983 - 2002年の662,226件の全国調査によるものです)。

検査により判明した疾患の状況によっては、引き続き処置や治療を追加することがあります。これらの追加により、偶発症の頻度は若干増加します。具体的には、胆道ドレナージ術、乳頭拡張術、乳頭切開術、砕石術、などがあります。これらについては各項目の説明を参照してください。

 

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ドレナージ術:胆管や膵管が病気のため狭くなったところに、チューブを通して胆汁や膵液が流れるようにする方法です。

超音波検査:胆管や膵管の内側から超音波検査を行い、病変を詳しく調べます。

乳頭拡張術:胆管や膵管の出口を風船で拡げて処置を行いやすくします。

乳頭切開術:胆管や膵管の出口を切り開いて処置を行いやすくします。

砕石術:胆管や膵管の中の結石を砕いて取り出す治療です。

生検・細胞診:組織の一部、または胆汁や膵液を採取して、組織や細胞を顕微鏡などで観察することにより、病理学組織学的に病変の性状を調べます。

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