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専門医の健康診断

腹痛

お医者さんの診察が必要な症状は、 

  • 突然、お腹がはげしく痛みだしたとき。
  • もどした物や大便に血液がまじるとき。
  • お腹にしこりがあるとき。
  • 尿が濃くなったり、体が黄色くなったとき。
  • 下痢や便秘をともなうとき。
  • 体重の減少をともなうとき。
  • 発熱をともなうとき。
  • 腹痛は軽いが、最近、健康診断をうけていないとき。

腹痛をきたす病気には軽い胃腸炎などから恐ろしい癌まで多くのものがあります。 ご自分で安易に痛み止めを飲みつづけたり、お医者さんの診察をうけることをいつまでもためらっていると、病気の発見がおくれ、病気の回復を長びかせることになります。
腹痛のある場合には早めにお医者さんに相談してください。
これからお話することは、腹痛の原因をはっきりさせるため、お医者さんがよくたずねる質問です。
こころあたりのある人は、質問に答えてみるとよいかもしれません。


  1. どこが痛むのですか?
    腹痛の原因をはっきりさせるためには痛むところを正確に伝えることです。 腹痛にはお腹全体が痛いときとある部分が痛いときとがあります。 ある部分が痛いときにはお腹を、上、中、下と左、中、右の両方で9つの場所にわけて、どこが一番痛いかを答えてください。
  2. いつ頃からですか?
    腹痛が何日前からか、それとも何ヶ月前からか、できるだけ具体的に答えてください。また、痛みが突然きたのか、徐々にきたのかも重要なことです。
  3. どのような痛みですか?
    痛みの強さがどの程度か、どういう痛みかたをするのか、あるいは食事をたべたり、大便をしたりすると痛みが軽くなるのか、逆に強くなるのかも答えてください。
  4. 腹痛のほかには何かかわったことがありますか?
    腹痛はほとんどの場合、ほかに何らかの症状をともないます。
    腹痛と前後して何かかわったことがないのか考えてください。
  5. いままでに病気したことがありますか?
    いままでにご自分がかかった病気と今回の腹痛と関係があるときがあります。 また、ご家族の方の病気も参考になるときがありますので覚えておいてください。

腹痛をおこす難病には 

  • 潰瘍性大腸炎
  • クローン病
  • 重症急性膵炎

などがあり、これらの病気は特定疾患に指定されており、お医者さんにかかるときには医療費の控除(全額または一部)をうけることができます。 

岐阜県立多治見病院副院長 後藤 和夫 



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