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機関誌

下痢と肝機能障害を認めた例

下痢と肝機能障害を認めた例

症例
男性,20歳.

主訴
下痢,血便.

現病歴
平成14年7月初旬より,時々血液の混入する1日2行程度の下痢が出現し近医を受診した.整腸剤にても改善せず,血液検査でも異常所見認めたため9月13日当院紹介,入院となった.

既往歴
特記事項なし.

身体所見
身長161.2cm,体重57.5kg,意識は清明,血圧117/61mmHg,脈拍60/分,整,体温36.0℃,眼結膜貧血,黄染なし,心音正常,呼吸音正常,腹部は平坦,軟,腸蠕動軽度亢進,圧痛なし,筋性防御なし,下腿浮腫なし.

血液検査所見
血算;WBC 8100/μl,RBC 452万/μl,Hb 14.0g/dl,Ht 41.4%,Plt 38.9万/μl
血沈;(1時間値/2時間値)33mm/70mm
凝固;PT 110%,aPTT 36.4sec,Fibrinogen 345mg/dl
生化学;TP 7.8g/dl,Alb 4.1g/dl,T. Bil 0.9mg/dl,AST 44IU/l,ALT 59IU/l,Alp 1699IU/l,LAP 268IU/l,GGT 664IU/l,ChE 250IU/l, ZTT 24.3KU,TTT 22.1KU,IgG 2701mg/dl,IgA 244mg/dl,IgM 94mg/dl,Amylase 82IU/l,BUN 9mg/dl,Crea 0.6mg/dl,FBS 87mg/dl,CRP 0.9mg/dl
腫瘍マーカー;CEA 1.7ng/ml,CA19-9 22U/ml
自己抗体;ANA 20倍未満,AMA 20倍未満

経過
大腸内視鏡検査を行ったところ全大腸にわたり写真1(A. S状結腸,B. 直腸)に示すように所見を認めた..

 

Q 下痢と肝機能障害を認めた例の診断は?
写真1A 写真1B

 

解答は日本消化器病学会雑誌101巻11号をご覧下さい