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機関誌

高CEA血症を伴った小膵腫瘍

高CEA血症を伴った小膵腫瘍

症例
43歳,男性.

現病歴
近医での採血で偶然,血清CEA154ng/ml(基準4.5以下)を指摘された.他の高機能医療機関で胸部CT,腹部CT,骨盤CT,腹部超音波,上部・下部消化管内視鏡を施行され,唯一の異常所見として膵尾部の径1cmの腫瘍を指摘された(写真1,2).このためERCP,膵血管造影,膵管生検を施行されたが,異常は認められず,経過観察となった.血清CEAは,半年後190,3年半後253,4年後336ng/mlと上昇していった.膵腫瘍の径や性状に変化がないため引き続き経過観察を指示されたが,不安になったため来院した.

家族歴・既往歴
特記すべきことなし.

現症
体重減少(-).左上腹部に軽い圧痛(+).

検査所見
一般血算・凝固・生化学:異常なし.腫瘍マーカー:CEA 411ng/ml,CA19-9 24u/ml,DUPAN-2<25u/ml,SLX 25u/ml.血清インスリン,グルカゴン,ソマトスタチン,ガストリン,VIP:異常なし.

 

Q1 追加すべき検査は何か?
Q2 診断は何か?
写真1. 膵尾部超音波 写真2. 膵尾部造影CT

 

解答は日本消化器病学会雑誌101巻12号をご覧下さい