心窩部痛の1例
心窩部痛の1例
症例:
52歳,女性
主訴:
心窩部痛
現病歴:
1年前よりストレスが多い時に,月に2回ほど3~4日続く心窩部痛を認めていたが,自然軽快するため放置していた.前日より心窩部痛が再び出現したため,精査目的で来院した.心窩部痛は排便により緩和されることがなく,また下痢や便秘もない.
既往歴:
25歳時に甲状腺機能亢進症で手術,その後甲状腺機能低下症になり,甲状腺ホルモン補充療法を他院で施行されている.コントロールは良好.
家族歴:
特記事項なし
現症:
身長160cm,体重67kg,体温35.7℃,脈拍66回/分,血圧128/78mmHg.胸腹部に明らかな異常所見なし.
血液検査:
WBC 5000/μl(Neu 48%,Lym 41%,Mo 5%,Eo 4%,Ba 2%),RBC
402×104/μl,Hb 12.1g/dl,Ht 40.6%,Plt
26.2×104/μl,TP 7.6g/dl,T-Bil 0.6mg/dl,AST
19U/l,ALT 11U/l,LDH 207U/l,ALP 226U/l,γ-GTP
20U/l,Amy 80U/l,BUN 11mg/dl,Cre 0.61mg/dl,Na
144mEq/l,K 4.2mEq/l,Cl 107mEq/l,CRP 0.0mg/dl,Gastrin
802pg/ml,Pepsinogen I 8.3ng/ml,Pepsinogen II
7.6ng/ml,Pepsinogen I/II 1.1.
経過:
腹部超音波検査では明らかな異常所見はみられなかった.尿素呼気試験は陰性であった.胃内視鏡写真(図1)を下に示す.
| Q1 | 内視鏡診断は何か. |
| Q2 | 臨床診断は何か. |
| Q3 | 確定診断のために必要な血液検査は何か. |
図1. 胃内視鏡写真.
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解答は日本消化器病学会雑誌102巻11号をご覧下さい





