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機関誌

上腹部痛と黄疸を呈した1例

上腹部痛と黄疸を呈した1例 

患者
60歳,女性.

主訴
上腹部痛,褐色尿.

既往歴
高血圧,白内障,子宮筋腫.

家族歴
特になし.

現病歴
入院の5日前に,上腹部痛と食欲不振が出現.その後,褐色尿に気づき,近医を受診.黄疸を指摘され,精査加療目的にて入院となった.

入院時理学所見
身長152cm,体重55kg.発熱(38.1℃)とともに眼瞼結膜の黄染を認める,腹部は平坦軟,胆は触知せず.Murphy sign(-).

入院時血液検査成績
入院時の血液検査成績(表1),および腹部造影CT検査(図1)を示す.


Q1 疑うべき疾患は何か?
Q2 確信診断および治療法決定に必要な検査は何か?
表1. 入院時血液検査成績
(血算)
WBC 16000/μL
neutro 90.9%
lymph 4.0%
mono 3.3%
eosino 0.2%
baso 0.1%
RBC 431×104/μL
Hb 14.5 g/dL
Ht 40.8%
Plt 13.2×104/μL
(生化学)
T Bil. 13.2 mg/dL
D Bil. 9.4 mg/dL
AST 90 IU/L
ALT 352 IU/L
ALP 689 IU/L
LAP 251 IU/L
γ-GTP 716 IU/L
CRP 21.2 mg/dL
   
   

図1. 入院時腹部造影CT

 

解答は日本消化器病学会雑誌103巻4号をご覧下さい