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機関誌

自己免疫性肝炎に肝嚢胞性腫瘍を合併した1例

自己免疫性肝炎に肝嚢胞性腫瘍を合併した1例

患者
64歳,男性.

主訴
肝機能障害.

既往歴
50歳,急性肝炎(原因不明).

家族歴
特記すべきことなし.

現病歴
平成12年5月中旬,嘔気が出現したため近医を受診したところ,軽度の肝機能異常が認められた.同医で経過観察されていたが,AST531,ALT832と増悪したため,6月下旬に紹介入院となった.肝炎ウイルスマーカー,抗核抗体,抗ミトコンドリア抗体,薬物リンパ球刺激試験などはいずれも陰性で,肝機能障害の原因は特定できなかった.肝生検組織は,F2/A2の慢性活動性肝炎の所見であった.また,腹部USおよびCTにて,肝S4に内部に乳頭状隆起をともなった嚢胞性病変が認められた.肝機能改善し外来経過観察となっていたが,平成13年3月,黄疸と食思不振が出現し第2回入院となった.また,嚢胞性病変もやや増大していた.

入院時理学所見
身長160cm,体重62kg,黄疸あり,腹部平坦軟,圧痛なし.
第2回入院時の,腹部超音波検査(図1),腹部ダイナミックMRI検査(T1強調画像)(図2),および腹部血管造影検査(図3)を示す.

 

Q1 嚢胞性病変の診断は?
Q2 嚢胞性病変の治療は?
図1 腹部超音波検査
  図2 腹部ダイナミックMRI検査
(T1強調画像)

図3 腹部血管造影検査

 

解答は日本消化器病学会雑誌103巻10号をご覧下さい