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機関誌

慢性の下痢,この内視鏡所見から考えられる疾患は?

慢性の下痢,この内視鏡所見から考えられる疾患は?

症例
60歳代,女性.

主訴
下痢.

既往歴
10年前より糖尿病がありインスリン治療中.

家族歴
特記すべきことなし.

現病歴
2年前より逆流性食道炎のためランソプラゾール15mg/日の投与を受けている.同薬剤の投与開始後からやや軟便気味となり,時々下痢をみとめて いた.3カ月前より下痢の回数が多くなり,1日5~6回となったため受診した.食欲低下,腹痛,発熱,体重減少などはなかった.

入院時現症
貧血,黄疸なし.腹部は平坦,軟で腫瘤や圧痛はなかった.腸雑音正常.下腿浮腫なし.
入院時検査所見をTable 1に,大腸内視鏡所見をFigure 1に示した(1a,1bとも上行結腸の観察).


Q1 最も考えられる疾患は?
Q2 治療は?
Table 1.検査値
ESR 18 mm/h
尿蛋白 (-)
尿糖 (++)
WBC 6500/μl
RBC 483万/μl
Hb 15.1 g/dl
Ht 43.3%
Plt 20.8万/μl
TP 6.5 g/dl
Alb 4.0 g/dl
AST 21 IU/l
ALT 25 IU/l
ALP 336 IU/l
LD 205 IU/l
TC 221 mg/dl
TG 253 mg/dl
BUN 15.7 mg/dl
Cr 0.52 mg/dl
Na 141 mEq/l
K 4.1 mEq/l
Cl 104 mEq/l
HbA1c 7.4%
CRP 0.39 mg/dl
Figure 1.大腸内視鏡所見(上行結腸)

 

解答は日本消化器病学会雑誌104巻8号をご覧下さい