科学論文執筆におけるモラルとは?
財団法人日本消化器病学会
機関誌編集委員会
担当理事 坪内 博仁
日本消化器病学会雑誌
編集委員長 佐々木 裕
今般、本学会員が他誌掲載論文の内容を剽窃(盗用)し日本消化器病学会雑誌へ論文を投稿した案件が、立て続きに2 件ございました。
剽窃(ひょうせつ)とは、他人の著作物にある表現、アイデアや企画、成果などをその人への帰属を示さずに、あたかも独自に考え出したものとして提示する行為全般を指します。その行為が意図的であれ、軽率であれ、科学論文を執筆するにあたり、剽窃は極めて非倫理的な行為であり、不正行為としてみなされるものです。
編集委員会としましては、剽窃は許されぬ行為と判断し、上記の2 名の筆頭著者、全共著者、ならびに筆頭著者の
所属する施設長に文書で通達するとともに、筆頭著者には1 年間、本学会雑誌(日消誌、JG 誌、CJG 誌)への投稿を
受け付けないという処分を下しました。
本学会機関誌の独自性を維持しつつ学問的水準を高め、国内外へ情報を発信することは、編集委員会、査読者のみならず著者、学会員すべてに課された責務であります。これを機に、学会員の皆様には、剽窃という行為の重大さを
再認識していただき、投稿に際しては、独自のアイデアや視点に基づく成果とそれに対する自らの考察を、織り交ぜた
原稿をお送りいただくようお願い申し上げます。





