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健康情報誌「消化器のひろば」No.15

健康情報誌「消化器のひろば」No.15

消化器どうしました?Q&A

このコーナーでは、消化器の病気や健康に関する疑問や悩みについて、 専門医がわかりやすくお答えします。

Q. 新しい便秘薬について教えてください。

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 数年前より新しい便秘薬がいくつか登場しています。その代表をご紹介します。

粘膜上皮機能変容薬

ルビブロストン(アミティーザ®)
小腸粘膜上皮のクロライドチャンネルを活性化し、腸管内腔への小腸液の分泌を促進します。

リナクロチド(リンゼス®)
小腸粘膜上皮のグアニル酸シクラーゼC 受容体を刺激し、腸管分泌促進作用、腸管輸送能促進作用、および大腸痛覚過敏改善作用を有します。腹痛、腹部不快感などの腹部症状の軽減にも効果が期待できます。

エロビキシバット(グーフィス®)
胆汁酸の再吸収を阻害し、胆汁酸の量を増やして大腸の水分を増やすとともに、腸管蠕動を促進します。

浸透圧性下剤

ラクツロース(ラグノス®NF 経口ゼリー)
合成二糖で消化酵素により代謝されないため高浸透圧となり、下剤効果が発揮されます。

ポリエチレングリコール製剤(モビコール®)
欧米では最も一般的に使用されており、2歳以上の小児から用量が設定されています。

新しい便秘治療薬を使用する際にも食事、運動、生活習慣の改善が基本であり、症状に応じた薬剤の選択と用量の調節が大切といえます。

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<回答者>

鳥居内科クリニック
院長

鳥居 明

鳥居内科クリニック 院長 鳥居 明近影

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